R on jupyter notebookインストールメモ

Jupyter NotebookでRを使う方法については、既に多くの識者が書かれていて、例えば

RをJupyter Notebookで使う - 不動産取引価格情報活用小委員会を参考にインストールして使っていました。手順を簡単に書くと、jupyter notebookが使える前提で、R(コマンドライン)上でIRkernelをインストールします:

 

install.packages(c('repr', 'IRdisplay', 'evaluate', 'crayon', 'pbdZMQ', 'devtools', 'uuid', 'digest'))

install.packages('IRkernel')

 

devtools::install_github('IRkernel/IRkernel')

IRkernel::installspec()

 

ところが、しばらく使ってなかったらjupyterでRがbat kernelになったのでインストールし直したところ、devtoolのインストール時にgitとの連携で引っかかるところがあったので、メモを残します。

 

プラットフォームはMacBook ProMacOS 11.6または10.15.7、Xcodeコマンドラインツールインストール済、jupyter notebookはpyenvをhomebrewでインストール後、pipでpython3とライブラリをインストールしています。rもhomebrewでインストールしています。

rのコマンドラインからlibraryを更新した後、上記手順の1行目でlibrary群をインストールしようとしたところ、次のエラーでdevtoolsのインストールに失敗しました。

 

Configuration failed to find libgit2 library. Try installing:

 * brew: libgit2 (MacOS)

 * deb: libgit2-dev (Debian, Ubuntu, etc)

 * rpm: libgit2-devel (Fedora, CentOS, RHEL)

If libgit2 is already installed, check that 'pkg-config' is in your

PATH and PKG_CONFIG_PATH contains a libgit2.pc file. If pkg-config

is unavailable you can set INCLUDE_DIR and LIB_DIR manually via:

R CMD INSTALL --configure-vars='INCLUDE_DIR=... LIB_DIR=...'

-------------------------- [ERROR MESSAGE] ---------------------------

<stdin>:1:10: fatal error: 'git2.h' file not found

#include <git2.h>

         ^~~~~~~~

1 error generated.

 

 

libgit2、Rで検索するとgit2rというlibraryに入っていることがわかるので、git2rをインストールします。

install.packages("git2r") これでは同じエラーが出ました。エラーメッセージに書いてある通り、homebrewからlibgit2をインストール後に再度

 

install.packages("devtools")

 

今度は成功。IRkernel::installspec()まで順調に進み、jupyter notebookを再起動すると、RのKernelが使えるようになりました。以上です。

 

 

 

 

 

 

ギガプランとファミリーシェアの料金明細を比較。さらに最も安くなる組み合わせを発見

ギガプランの5月分の請求が確定しました。9361円 ん?思ったより安くなってません。ファミリーシェアだった4月分が11655円、3月分が9429円です。データ量は12Gから16Gに増えてはいますが。明細を比較してみましょう。

 

f:id:kurishouga:20210627001753p:plain

昨年12月から今年5月までのIIJmio請求明細のまとめ

 

明細で通話料やSMS通信料は1ヶ月遅れで請求されてますので、5月に請求されたのは4月の使用分です。また、この部分はプランに関係なく月々の使用状況に応じて変わりますので、比較すべきは上から4行までの基本料にあたる部分です。この部分の小計を下から2行目「月額基本料部分」にまとめました。

今年3月までは5460円、4月は4660円、5月のギガプラン移行後は4370円。4月はなぜか2枚分の追加SIM利用料800円が請求されなかったので、4月から5月で290円しか安くなってないように見えますが、実際はその分をプラスして1090円(税抜)安くなりました。

ファミリーシェアの時は数ヶ月に1回、月額3100円、20Gの大容量オプションを購入してデータ量不足を補っていました。大容量オプションは月の途中から日割計算で契約し、翌日末まで契約になりますので、平均して1.5ヶ月分、30Gの追加。半年に1回購入したと仮定して月々平均すると、3100 x 1.5 / 6 = 775円 / 月、データ量は5G/月追加になります。

これを合わせると、ファミリーシェアでは毎月17G使用して、6235円だったことになります。5月のギガプランは16Gで4370円。データ量は不足しましたが、月額1865円安かった。

5月は先月書いたようにデータ量不足で苦しみましたので、今月は翌月に繰越が残るよう3つあった4Gプランを8Gに拡充して合計24Gで今のところ3G繰越せそうです。

 

kurishouga.hatenablog.com

 しかし、6月になってから気がついたのですが、6月から同一ID契約のギガプランはデータ量を束ねることができるようになりました。ということは、1つのプランにデータ量を集めればギガ単価を安くできるではないですか。

f:id:kurishouga:20210627005715p:plain

ギガプランの料金表(esim除く)

2Gから8Gまでは100円/G(税抜)で増えますが、8Gと15Gの差額は7Gで300円(42.8円/G)、15Gと20Gの差額は5Gで200円(40円/G)と半額以下です。5回線(音声x3+SMSx1+データx1)の私の例で計算しますと、

15ギガプラン x 1 + 2ギガプラン x 4で23G、4670円、

20ギガプラン x 1 + 2ギガプラン x 4で28G、4870円

今月の契約は

8ギガプラン x 2 + 4ギガプラン x 1 + 2ギガプラン x 2で24G、5170円です。

プランの組み合わせを変えるだけで、データ量が4G増えて、300円安くなる。今月は3G余ることを考えると、最適なのは15ギガプランを軸にした23G、4670円。サービス開始2ヶ月で最適解が見つかりました。

 

まとめ

  • ファミリープランの5回線のデータ量と月額基本料金(税抜)は大容量オプション併用で試算するとおよそ17G、6235円だった
  • データ量をまとめられる6月以降では、単価が安くなる15ギガプランまたは20ギガプランと2ギガプランの組み合わせが最適。15ギガプラン軸の場合23G、4670円、20ギガプラン軸の場合28G、4870円

 

IIJmioギガプランはデータ量不足に注意

5月からギガプランに移行したのですが、早速連休中に外出して自宅回線が使えず、2人で1日1Gずつ使ってしまいました。(なお茨城県知事が県外移動自粛を呼びかける前の30日早朝に出発してましたので、悪しからず)

4G x 3 + 2G x 2で16Gあるから、ファミリーシェアより4G増えて楽勝と思ってたのですが、月の1/3を残して2人で2.3Gしか残っておらず、低速に苦しみながら極力クーポンスイッチオフで粘っております。

考えてみれば、これまでは前月からの繰越しデータ量があり、それでも足りなくなったら月途中でのデータオプション20G(税込3410円)の緊急投入が可能だったのですが、5月切り替え時にはデータ量繰越はゼロ、さらにギガプラン専用追加データ量もギガプラン同士でのデータ量の融通も6月以降提供予定となっており、データ量追加はコンビニなどで買えるクーポンカードしかありません。こちらはギガ単価が1000円とか、あり得ないボッタクリ価格なので、なるべくなら買いたくない。

s.iijmio.jp

これから契約・プラン変更される方は、これまでの使用実績の2倍くらいのプランでスタートされることをお勧めします。余ったデータ量は翌月末まで有効ですし、プラン変更は手数料ゼロ、ギガプランの枠内ならギガ単価は110円であることを考えると、多少余ったとしてもクーポンカードを買わされるよりははるかにマシです。

IIJ様におかれましては、ギガプラン専用追加データ量の5月中前倒し投入を切にお願いいたします。

jupyter notebookでFORTRAN

pythonが流行ってる中、今さらですがFORTRANをやらなくてはいかん、ということになりまして。jupyter notebookの便利さに慣れてしまった今、viでコードを書いてコンパイルして実行してみて、またエディタに戻って、という環境には戻れまん。

調べてみると、jupyterから使えるそうではないですか。弘前大の ココとか

ですがインストール指南が日本語で見つかりませんので、記録(初心者の典型的失敗記)を残すことにしました。

私の環境: MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports), macOS Big Sur, homebrew, python3

 

jupyter notebookで使えるFORTRANカーネルは2通りあるみたいで、

 

このうち簡単そうなminimal fortran kernelの方を入れてみました。

README.mdのManual Instrationに従って1ステップずつ進めて行きます。

 

まず要件として以下のものがインストールされていること:

 

  • gfortran
  • jupyter
  • python 3
  • pip

jupyterまではインストール済みなので、gfortranのインストールから始めました。

 

  • gfortranのインストール

mypc:~ Toyokawa$ brew install gfortran
Warning: gcc 10.2.0_4 is already installed and up-to-date.
To reinstall 10.2.0_4, run:
brew reinstall gcc

 

おや?gccがインストール済み?ここで初心者の私はgccの再インストールを試み、また同じエラーが出るので、わけがわからず、homebrewの再インストールからやってしまったわけですが、わきまえておられる皆様にとってはなんてことないですね:

gfortranはgccに含まれている

 

 

ということでした。この瞬間まで私はgccというのはC言語コンパイラだと思ってたのですが、正しくはGNU compiler collectionの略でした。

 

さて、ここからがStep-by-stepのインストール手順です。

  • git clone git@github.com:ZedThree/jupyter-fortran-kernel.git

 

ここでまた失敗です

 

mypc:python Toyokawa$ git clone git@github.com:ZedThree/jupyter-fortran-kernel.git
Cloning into 'jupyter-fortran-kernel'...
The authenticity of host 'github.com (13.114.40.48)' can't be established.
RSA key fingerprint is SHA256:nThbg6kXUpJWGl7E1IGOCspxxxxxxxxxxxxxxxxx.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added 'github.com,13.114.40.48' (RSA) to the list of known hosts.
git@github.com: Permission denied (publickey).
fatal: Could not read from remote repository.

Please make sure you have the correct access rights
and the repository exists.

 

途中、Are you sure you want to continue connecting?にyesと入れていますが、アクセス権があるか、リポジトリが存在するか確認せよ、と言ってきます。githubは登録したことはあるのですが、ほとんど使っておらず使うための準備ができていなかった。

まずは自分のgithubのアカウントに、ダウンロード予定の端末のssh公開鍵を登録しておかなくてはいけなかったのですね。こちらの手順は検索すればたくさん出てきますので、他に譲ります。

さて、ssh-keygenしてpubic_keyをgithubに登録してから再トライ。

 

mypc:python Toyokawa$ git clone git@github.com:ZedThree/jupyter-fortran-kernel.git
Cloning into 'jupyter-fortran-kernel'...
The authenticity of host 'github.com (13.114.40.48)' can't be established.
RSA key fingerprint is SHA256:nThbg6kXUpJWGl7E1IGOCspxxxxxxxxxxxxxxxxx.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added 'github.com,13.114.40.48' (RSA) to the list of known hosts.
Enter passphrase for key '/Users/Toyokawa/.ssh/id_rsa':
remote: Enumerating objects: 172, done.
remote: Total 172 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 172
Receiving objects: 100% (172/172), 304.30 KiB | 678.00 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (88/88), done.
mypc:python Toyokawa$

 

無事1ステップ目はクリアです。

残り4ステップはそのまま何事もなく通過しましたので、この記事はここまでです。

上に述べた弘前大のページで実行例や使い方は見れます。完結してないプログラムをステップごとに実行することはできないのですが、今のところFORTRAN入門を学んでる段階では便利に使えています。

 

 

IIJmioギガプランに移行してみて

 前回、月額5460円が3970円に、毎月1490円安くなるということで、4月1日に先行エントリーしたギガプランですが、5月1日に滞りなく移行できました。

この時、SIM同士のデータ量移行が6月以降提供予定とのことで、足りなくなるのが心配で

SMS 2ギガプラン x1 750円 x1 のところ、SMS 4ギガプラン x1 950円 x1と200円(いずれも税抜)アップで申し込みました。

ところが、連休で旅行に出て、固定回線がない場所でデータ容量を使いすぎ、4ギガ契約のSIM2枚で2日で2ギガを使う事態に。これまでファミリーシェアでは使いすぎた月は途中から大容量オプションを追加してしのいで来たのですが、ギガプランでは大容量オプションはなし。代わりにギガプラン専用追加データ量が税込220円/1GBであるはずなのですが、6月以降提供予定。このままでは例えば使いすぎの2回線に1ギガずつクーポンカードで注入すると、それぞれ2300円、合計4600円の追加となり、プラン移行してかえってだいぶ高くなる、という結果になりそうです。

まだ移行してない方は、最初の月はデータ量多めのプランで契約しておいた方がいいかもしれません。

IIJさん、ギガプランで安くなると思ったのにガッカリです。専用追加データ量の提供を5月下旬に前倒ししていただけないでしょうか?

 

kurishouga.hatenablog.com

 

IIJmioギガプラン移行でいくら安くなる?

IIJmioの新プランが他のMVNOより頑張ってるので話題になっています。

www.iijmio.jp3大キャリアが20 GB 2980円音声付帯、MVNO勢が同じく1980円に対して、2 GB音声付帯で780円(20 GB音声付帯プランで1880円)。

我が家はファミリーシェアプランで5枚のSIMを契約しているが、ギガプランに移行すると月額いくらになるのか計算してみました。

 

現行ファミリーシェアの月額付与データ量(クーポン)は12 GBを複数のSIMで共有する仕組み

音声SIM x3

データSIM x1

SMS付きSIM x1 (AU回線)

月額基本料  2560円

音声通話機能付帯料 700円 x 3

追加SIM利用料 200円 x4

合計 5460円(いずれも税抜き)

これに通話料、SMS通信料、ユニバーサルサービス料が加わって毎月9000円前後です。

 

これらのSIMをそのままギガプランに移行し、全体のデータ量を12 GBとする。「同一mioID内でのギガプランのみ最大10回線までデータ容量をシェアすることができます。(ただし6月以降)」とのことだから、これで今のプランとほぼ同じ条件になります。

音声 2ギガプラン x3  780円 x3

SMS 2ギガプラン x1 750円 x1

データ 4ギガプラン x1 880円 x1

合計 3970円

音声通話機能付帯料が別途かかることはなく、SIMも各プラン1枚付属するので追加使用料は不要。通話、SMSの料金体系は従来通りとのこと。

 

我が家の条件では毎月1490円安くなるという結果に。

 

 

データシェアは6月以降ですが、会員特典の先行エントリーキャンペーンがあるから、5月1日からのギガプラン切り替えは予約します。

なお、サポートからのメールによると2000円分のギフト券は「えらべるeギフト券」だそうです。電子マネー何種類かから選べるやつみたいです。

BigSurにアップデート後ログインできない問題を解決した

症状
Catalina10.15.7からBig Sur11.2.1にアップデートした後、パスワードが合っているのにログインできない。

原因
Bluetoothキーボードのキー配列の異常だった(初回ログイン時)

対策
Apple IDの入力画面でキーと文字の組み合わせを取得
パスワードをキー配列に変換して入力
ログイン成功!

Mac mini (Late 2014)
2.6 GHz デュアルコアIntel Core i5
16 GB 1600 MHz DDR3
起動ディスク Macintosh HD
ディスプレイ テレビ(Sharp Aquos)にHTMI
ストレージ 1 TB SATAディスク
キーボード Apple Magic Keyboard - 日本語(JIS)
マウス logicool bluetoothマウス

 

経過

Mac mini (Late 2014)をCatalina最新版からBig Sur 11.2.1に画面共有経由でアップデート後、パスワードが合っているのにログインできなくなった。

 

1. SMCリセット2回  効果なし

 

2. パスワードリセット  新規パスワードでもログインできず。

こちらの記事を参考にした。

iboysoft.comシステム終了後、Cmd + Rを押したまま起動してmacOS復旧(リカバリーモード)に入る

ユーティリティメニューからターミナルを起動

resetpassword

パスワードリセット用のGUIウィンドウが開く

 

Appleサポートの記事ではパスワードをリセットできなかった。

support.apple.com

3. 新規に管理者アカウントを作成

こちらの記事を参考にした

https://appletoolbox.com/cant-enter-your-password-in-macos-big-sur-heres-how-to-fix-it/

 

Cmd + Rで起動して、リカバリーモードに入る

ユーティリティメニューからターミナルを起動

rm “/Volumes/Macintosh HD/var/db/.AppleSetupDone”

#このファイル削除により起動時に新規設定画面が立ち上がる

再起動

流れに沿って、新しいユーザーを管理者として追加

 

システム環境設定 >> ユーザとグループ
変更するために鍵をクリックしてパスワード入力
オリジナルのアカウント設定を開ける
Apple IDを使用してパスワードをリセットするにチェックを入れる
(ここで何回かパスワードがはねられたが、数回試した後に受け付けられた)

 

ログアウト

オリジナルアカウントでログイン

パスワードが3回拒否された後、「Apple IDの資格情報を使用してアカウントのパスワードをリセットすることができます」のメッセージが出てApple IDの入力ウィンドウが開く

Apple IDを入れようとすると打鍵した通りに入力されず、キーボード配列が違っていることが判明。
キー配列に対応する文字を調べてパスワードをキー配列に逆変換、ログイン成功!

再起動しても今度は普通にパスワードでログインできたので、初回ログイン時だけの異常と思われる。

 

対応表(上がキー配列、下が実際に入力された文字)

1234567890-^¥
1234567890-^¥

qwertyuiop@[
qwfpgjluy;@[

asdfghjkl;:]
arstdhneio:]

zxcvbnm,./_
zxcvbkm,./_